■■■不時着の旧陸軍練習機 十和田湖で発見 ■■■
戦時中に十和田湖(青森・秋田県)で不時着した旧陸軍の練習機とみられる機体を、東京大生産技術研究所と海洋調査会社「ウインディーネットワーク」(静岡市)が湖底で発見し、12日発表した。機体の状態は良く、引き揚げも可能という。
今年7月から水中音波探知機で湖底の地形データを集めていた東大や同社の関係者が、今月4日に中湖と呼ばれる水域の中心部付近で機影を確認。8日に水中カメラを潜らせ、映像を取得した。機体はほぼ水平に着底。操縦席やエンジン、尾翼などが確認できた。
十和田湖では昭和18(1943)年9月に、少年兵ら4人を乗せた旧陸軍の「一式双発高等練習機」(全長約12メートル、主翼幅約17メートル)が不時着し、3人が犠牲となっている。青森県立三沢航空科学館の大柳繁造館長は「機体の形状や発見場所などから練習機に間違いない。ほとんど傷んでおらず、産業遺産としても貴重だ」と話している。
同社の杉本憲一社長は「終戦記念日の前に見つかったことも何かの縁だと思う。3人が眠っていることを厳粛にとらえる。ぜひ引き揚げてもらいたい」と語った。
十和田湖調査について by YouTube!
不時着の旧陸軍練習機 十和田湖で発見 (産経新聞) 2010年8月13日
今年7月から水中音波探知機で湖底の地形データを集めていた東大や同社の関係者が、今月4日に中湖と呼ばれる水域の中心部付近で機影を確認。8日に水中カメラを潜らせ、映像を取得した。機体はほぼ水平に着底。操縦席やエンジン、尾翼などが確認できた。
十和田湖では昭和18(1943)年9月に、少年兵ら4人を乗せた旧陸軍の「一式双発高等練習機」(全長約12メートル、主翼幅約17メートル)が不時着し、3人が犠牲となっている。青森県立三沢航空科学館の大柳繁造館長は「機体の形状や発見場所などから練習機に間違いない。ほとんど傷んでおらず、産業遺産としても貴重だ」と話している。
同社の杉本憲一社長は「終戦記念日の前に見つかったことも何かの縁だと思う。3人が眠っていることを厳粛にとらえる。ぜひ引き揚げてもらいたい」と語った。
十和田湖調査について by YouTube!
不時着の旧陸軍練習機 十和田湖で発見 (産経新聞) 2010年8月13日
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■■■人間魚雷「回天」に乗ったキューピー人形 ■■■
携帯ストラップ:回天・桜花の販売中止 ネットに批判続出 (毎日jp)
太平洋戦争で旧日本海軍が使った人間魚雷「回天」や航空特攻兵器「桜花」の胴体に、キューピー人形の顔をあしらった携帯ストラップが全国の自衛隊基地内の売店などで売られていた。販売元は「不謹慎」との批判を受けて昨年12月に販売を中止、商品を自主回収した。【渡辺暢】
販売元の「シップス」(神奈川県大和市)などによると、ストラップは戦闘機の零戦など旧日本軍兵器にキューピーの顔をあしらった「旧軍コレクション」シリーズの一つで自衛隊基地の売店で1個500円で昨年秋ごろから販売。回天キューピーは「大日本帝国海軍」の帽子をかぶっている。自衛隊関係者以外も購入可能で、通信販売していた売店もあった。
回天は、魚雷を人間が搭乗できるように改造し、敵艦艇に突入して自爆する特攻兵器。訓練基地が置かれていた山口県周南市の市回天記念館によると、終戦までに搭乗員や整備員ら145人が戦死した。桜花は機首に大型爆弾を搭載し、固体ロケットを噴射して敵艦に体当たりする「人間爆弾」。
昨年12月中旬、自民党の山本一太参院議員が自身のブログで「回天のキューピーちゃんは問題」などと記載したことをきっかけに「不謹慎だ」「ありえない」といった批判がネット上で続出した。
同社は「予想以上に批判が大きかったので、回天と桜花を自主回収した」と説明。防衛省広報課は「売店が何を売るかについては関知していない」としている。
販売中止について、回天記念館の元館長、高松工(たくみ)さん(87)は「あまりに不謹慎でも問題だが、神聖視しすぎてもおかしい。大事なのはあの悲惨な事実をできるだけ多くの人に知ってほしいということ」と複雑な胸中を明かした。
自衛隊が販売 人間魚雷「回天」のキューピーに外国人驚く (web R25)
「ほふく前進」や「戦車」「戦闘機」など、ミリタリーをモチーフとしたキューピーのストラップを自衛隊では販売しているが、先週以降、「人間魚雷」として知られる「回天」をモチーフとしたキューピーがネットで話題となっていた。
自民党の山本一太議員は小池百合子自民党広報本部長による「あのね、他にも零戦のキューピーちゃんとか、回天のキューピーちゃんもあるのよ!」のセリフを自身のブログで報告。これに対し、「『零戦』はまだしも、『回天』に乗るキューピーちゃんストラップはマズいと思う、な。(苦笑)」と山本議員の感想を述べている。
はてなブックマークでは300近いブックマークが付き、「怒りがこみ上げてきた。/ 俺んちの親父は震洋乗員だった。これを見ることなく死んだのが幸い」「悪趣味と言わざるをえない。しかも販売元が・・・見識を疑う」「本当に、本当にコラでもネタでもなく事実なのか?」などと波紋を呼んだ。
この「回天」キューピーは日本のサブカルチャー的なニュースを伝える英語サイトJAPANATORでも紹介された。「自衛隊が自殺魚雷型キューピーを発売」の見出しで書かれたこの記事、「おぉぉ、ちょっと待ってくれよ、日の出ずる国よ。オレらはちょっとお話する必要あるんじゃねぇの?」と開始する。(続きはリンク先を参照ください)

人間魚雷「回天」キューピーストラップ
太平洋戦争で旧日本海軍が使った人間魚雷「回天」や航空特攻兵器「桜花」の胴体に、キューピー人形の顔をあしらった携帯ストラップが全国の自衛隊基地内の売店などで売られていた。販売元は「不謹慎」との批判を受けて昨年12月に販売を中止、商品を自主回収した。【渡辺暢】
販売元の「シップス」(神奈川県大和市)などによると、ストラップは戦闘機の零戦など旧日本軍兵器にキューピーの顔をあしらった「旧軍コレクション」シリーズの一つで自衛隊基地の売店で1個500円で昨年秋ごろから販売。回天キューピーは「大日本帝国海軍」の帽子をかぶっている。自衛隊関係者以外も購入可能で、通信販売していた売店もあった。
回天は、魚雷を人間が搭乗できるように改造し、敵艦艇に突入して自爆する特攻兵器。訓練基地が置かれていた山口県周南市の市回天記念館によると、終戦までに搭乗員や整備員ら145人が戦死した。桜花は機首に大型爆弾を搭載し、固体ロケットを噴射して敵艦に体当たりする「人間爆弾」。
昨年12月中旬、自民党の山本一太参院議員が自身のブログで「回天のキューピーちゃんは問題」などと記載したことをきっかけに「不謹慎だ」「ありえない」といった批判がネット上で続出した。
同社は「予想以上に批判が大きかったので、回天と桜花を自主回収した」と説明。防衛省広報課は「売店が何を売るかについては関知していない」としている。
販売中止について、回天記念館の元館長、高松工(たくみ)さん(87)は「あまりに不謹慎でも問題だが、神聖視しすぎてもおかしい。大事なのはあの悲惨な事実をできるだけ多くの人に知ってほしいということ」と複雑な胸中を明かした。
自衛隊が販売 人間魚雷「回天」のキューピーに外国人驚く (web R25)
「ほふく前進」や「戦車」「戦闘機」など、ミリタリーをモチーフとしたキューピーのストラップを自衛隊では販売しているが、先週以降、「人間魚雷」として知られる「回天」をモチーフとしたキューピーがネットで話題となっていた。
自民党の山本一太議員は小池百合子自民党広報本部長による「あのね、他にも零戦のキューピーちゃんとか、回天のキューピーちゃんもあるのよ!」のセリフを自身のブログで報告。これに対し、「『零戦』はまだしも、『回天』に乗るキューピーちゃんストラップはマズいと思う、な。(苦笑)」と山本議員の感想を述べている。
はてなブックマークでは300近いブックマークが付き、「怒りがこみ上げてきた。/ 俺んちの親父は震洋乗員だった。これを見ることなく死んだのが幸い」「悪趣味と言わざるをえない。しかも販売元が・・・見識を疑う」「本当に、本当にコラでもネタでもなく事実なのか?」などと波紋を呼んだ。
この「回天」キューピーは日本のサブカルチャー的なニュースを伝える英語サイトJAPANATORでも紹介された。「自衛隊が自殺魚雷型キューピーを発売」の見出しで書かれたこの記事、「おぉぉ、ちょっと待ってくれよ、日の出ずる国よ。オレらはちょっとお話する必要あるんじゃねぇの?」と開始する。(続きはリンク先を参照ください)

人間魚雷「回天」キューピーストラップ
■■■「黒い雨」の降雨地域、指定より広がる可能性 ■■■
広島への原爆投下後に放射性物質を含む「黒い雨」が降った地域が、国が指定している降雨地域よりも広がる可能性があることが25日、被爆者らを対象にした広島市の調査結果でわかった。
国は降雨地域を「大雨」と「小雨」に分け、大雨地域にいた人が、後にがんや白血病などを発症した場合、被爆者健康手帳を交付。市は土壌調査などを踏まえ、国に指定地域の拡大を求めていく。
広島市の被爆実態調査研究会で報告された。市は降雨地域の範囲などを確認するため、2008年6月~同11月、市内や隣接する安芸太田、北広島両町の被爆者や当時からの住民ら約3万7000人を対象にアンケートを実施。30%以上の人が「黒い雨を体験した」と回答した地域は、国の小雨地域を越える範囲に広がった。10~29%の人が「黒い雨を体験した」と答えた地域を含めると、現在の広島市では中央部から西部にかけてのほぼ全域、安芸太田町東部、北広島町南部にまで広がっていた。国の小雨地域から西に約15キロ離れた地点もあった。雨の強さについて聞いた質問では、小雨地域の外側でも「強い雨」が降ったと推定される地域があったとしている。
国が指定する黒い雨の地域は、被爆直後の1945年8~12月に行われた気象台調査を基にして、爆心地から北西方向に29キロ、幅15キロの楕円(だえん)状とされる。うち北西方向に19キロ、幅11キロが「大雨地域」、その周辺を「小雨地域」と指定。大雨地域を「健康診断特例区域」とし、降雨時にいた人が健康診断を受ける場合、年4回無料としているほか、がんなどになった場合、被爆者健康手帳の交付、健康管理手当の支給など援護策をとっている。小雨地域にいた人への支援はなく、住民らが地域の拡大を求めている。
(読売新聞)
「黒い雨」国指定地域外にも…広島市が聞き取り
関連映画 : 『黒い雨』
関連ニュース : 「黒い雨」で複数がんか 広島の被爆者で確認
国は降雨地域を「大雨」と「小雨」に分け、大雨地域にいた人が、後にがんや白血病などを発症した場合、被爆者健康手帳を交付。市は土壌調査などを踏まえ、国に指定地域の拡大を求めていく。
広島市の被爆実態調査研究会で報告された。市は降雨地域の範囲などを確認するため、2008年6月~同11月、市内や隣接する安芸太田、北広島両町の被爆者や当時からの住民ら約3万7000人を対象にアンケートを実施。30%以上の人が「黒い雨を体験した」と回答した地域は、国の小雨地域を越える範囲に広がった。10~29%の人が「黒い雨を体験した」と答えた地域を含めると、現在の広島市では中央部から西部にかけてのほぼ全域、安芸太田町東部、北広島町南部にまで広がっていた。国の小雨地域から西に約15キロ離れた地点もあった。雨の強さについて聞いた質問では、小雨地域の外側でも「強い雨」が降ったと推定される地域があったとしている。

(読売新聞)
「黒い雨」国指定地域外にも…広島市が聞き取り
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